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ピーエス三菱トラブル

株式会社ピーエス三菱(旧三菱建設)のトラブルをまとめる。株式会社ピーエス三菱は株式会社ピーエスと三菱建設株式会社が合併して成立した(2002年10月1日)。

ピーエス三菱は東急建設らとともに八王子の公団欠陥マンション(ベルコリーヌ南大沢)を施工した業者の一社である。ピーエス三菱はベルコリーヌ南大沢の雨漏れ調査を株式会社環境美健に委託している(平成14年度)。

日々の仕事だからと手抜きをすると、それが常態になり、他の案件の獲得が難しくなる。他社にも口コミで悪評が伝わり低単価の仕事しか回らなくなる。契約締結で終わりではなく、次の受注の獲得のために顧客満足度を高めるサービス提供が要求される。その努力を怠るならば、次の案件獲得では価格競争するしかなく、低単価になり給料も満足に払えず待遇が悪くなるという悪循環に陥る。

つくばエクスプレス南千住駅で欠陥工事

ピーエス三菱は、つくばエクスプレス南千住駅で欠陥工事を指摘されている。清水建設・佐藤工業・ピーエス三菱の3社JVで工事を実施した。天井を吊っているアンカーボルトが、しっかりと固定されておらず、浮き上がってしまっている。

当該箇所の写真が写真週刊誌FLASHで報道された(「追及第3弾:清水建設またも発覚したズサン工事、駅の天井が落ちる!欠陥現場写真」FLASH、光文社、2004年10月5日号)。井出よしひろ・茨城県議会議員も本問題を取り上げている(井出よしひろ「清水建設JV、今度はTX南千住駅で欠陥工事」ほっとメール@ひたち2004年9月21日)。

ピーエス三菱、橋梁工事談合で排除勧告

ピーエス三菱ら23社は公正取引委員会から独占禁止法違反(不当な取引制限)で排除勧告を受けた(2004年10月15日)。他にオリエンタル建設、富士ピー・エス、三井住友建設、川田建設なども勧告を受けた。

ピーエス三菱らは強化コンクリート製橋梁工事の入札で談合を繰り返していた。各社は国交省関東地方整備局、近畿地方整備局、福島県が発注する「プレストレスト・コンクリート」製橋梁の新設工事で受注価格の低落を防ぐため、話し合いなどで受注者や価格を決めていた。

関東地方整備局が発注したケースでは、2001年4月から今年3月までの間に65件、172億円分の工事で談合。各社の営業部長クラスで構成する「関東PCクラブ」「S会」と呼ばれる受注調整組織で、ピーエス三菱、オリエンタル、三井住友が幹事となり、配分役のピーエス三菱が入札者を実質的に決めていた。

排除勧告に先立つ2003年12月3日、公正取引委員会はピーエス三菱ら建設会社約20社や業界団体「プレストレスト・コンクリート建設業協会」(東京・新宿)を、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で立ち入り検査した。

ピーエス三菱、岡山県から指名停止

株式会社ピーエス三菱岡山営業所(岡山市表町3-21-21、代表者小野清晴)は岡山県から建設工事等の指名停止処分を受けた。処分理由は「不正又は不誠実な行為」である。指名停止期間は2004年1月13日から2004年2月12日までである。

天下りの多いピーエス三菱

日本道路公団発注のPC橋梁工事(2000年度〜2004年度)の受注ランキングでピーエス三菱は3位である。日本道路公団からの天下り役職員数は4人である。天下り役職員の役名は専務取締役、土木本部長付営業部長、土木本部技術担当部長、顧問である。ピーエス三菱の天下り役職員数は受注ランキング上位65社の中で2位である。天下り役職員数3位は三井住友建設やオリエンタル建設等の2人である(猪瀬直樹「日本道路公団発注のPC橋梁工事(過去5年間)の受注ランキング」道路関係四公団民営化推進委員会委員懇談会提出資料2006年6月21日)。

ピーエス三菱施工のイーホームズ確認物件が建設中止

株式会社ピーエス三菱東京建築支店が施工する分譲マンション「ザ・クレストウイング」が突然の建設中止となった。「ザ・クレストウイング」(流山市西初石)は株式会社ゴールドクレストが売主となったマンションである。2006年2月分譲開始、2007年3月竣工予定としていたが、2006年4月に建設を中止した。

もともと「ザ・クレストウイング」は第一種低層住居専用地域とたった5メートルの道路を隔てただけの土地に、14階40メートルを超える高さのマンション(全272戸)を建設する計画で、近隣住民は低層化と戸数の減少を要求していた。

建設中止の理由は不明である。ピーエス三菱は2006年4月7日に近隣住戸に「鉄筋の撤去、埋め戻し」を行うことを通知したが、建設中止の理由は明らかにしていない。株式会社ゴールドクレストのWebサイトでは何の説明もなく「ザ・クレストウイング」が消されている。説明しない企業は胡散臭い。

姉歯秀次元建築士に始まった耐震強度偽装事件が非姉歯物件にも拡大する中での突然の建設中止は不気味である。ピーエス三菱が施工する東急不動産物件「アルス町田ブライシス」も耐震強度偽装事件発覚直後の2005年11月に販売を中止している。

「ザ・クレストウイング」の建築確認済証交付者は多くの偽装物件を見逃したイーホームズ株式会社である。確認年月日は平成17年10月3日で、確認番号は第eHo.05.A-00320900-11号である。設計者は株式会社エフアイ都市設計一級建築士事務所である。建築主・ゴールドクレスト、施工・ピーエス三菱、設計・エフアイ都市設計の組み合わせは「クレストフォルム横浜鶴見ガーデンコート」「クレストフォルム瑞江」でも同じである。

工事が中断して、ろくな説明もできない業者の物件は止めた方がいい。構造計算アウトで工事中止と地元では有名である。常識的に考えて何の問題もなければ、そもそも工事を中断する筈がない。何か問題があるから、工事を中断している。

ピーエス三菱神町工場閉鎖

株式会社ピーエス三菱は2007年7月末、東北支店管内の神町工場を閉鎖する。東北支店管内には北上工場と神町工場があるが、二工場での生産を一工場に集約する。厳しい事業環境を反映し、自支店のみの受注で採算のとれる工場の構築を目指す(「ピーエス三菱/東北支店管内工場再編」LNEWS2006年12月25日)。

ピーエス三菱が250人削減のリストラ

ピーエス三菱は2007年度末までに管理職を中心に250人を削減するリストラを実行する。ピーエス三菱では2007年度終了の時点で4期連続最終赤字が見込まれる。これを受け、2007年11月19日に発表した2008年度から2010年度までの3カ年経営計画で人員削減を行う(「管理職を中心に250人削減,ピーエス三菱が3カ年経営計画」ケンプラッツ2007/11/22)。

ピーエス三菱は東急建設らとともに八王子の公団欠陥マンション(ベルコリーヌ南大沢)を施工した業者の一社である。加えてピーエス三菱は消費者契約法(不利益事実不告知)で301号室の売買契約が取り消されたアルス東陽町(事業主:東急不動産、販売代理:東急リバブル)の施工会社である。東急不動産消費者契約法違反訴訟(平成17年(ワ)3018)ではアルスの施工上の問題も多々指摘された。竣工図と実際の建物に齟齬があることやアスベストを使用していることである。

ピーエス三菱が全社員の15%の希望退職募集

ピーエス三菱は2009年2月27日、全社員の約15%を対象に希望退職者を募集すると発表した。同社の社員は2009年2月時点で1300人弱で、募集人数は200人程度である。同社は2008年2月にも管理職を対象とした希望退職者の募集を実施した(「ピーエス三菱が200人の希望退職者を募集、全社員の15%」ケンプラッツ2009/03/02)。

ピーエス三菱は東急不動産消費者契約法違反訴訟アルス東陽町301号室事件(平成17年(ワ)3018)の舞台となったマンションの施工業者である。このマンションでは施工後に排水管の施工で欠陥が判明している(「マンション欠陥施工に対する東急不動産の呆れた説明」オーマイニュース2007年7月30日)。

ピーエス三菱って?

21 :名無し組:2005/10/02(日) 14:41:51 ID:???
2年くらい前にピーエス三菱の仕事請け負ったこと有るけど、
まあ、尊大な連中ばっかりで、困ったもんさ。
工事名間違えるのは目をつぶるとしても
建築中にボヤ騒ぎ起こしたり、終わった工事の後始末を
別な工事の職員に丸投げしていくなんざ、あきれたもんだよ。
そろそろ斜陽じゃないのかな?
東急リバブル東急不動産被害者の会 | ピーエス三菱って?
ピーエス三菱最悪だね!
監督が素人ばっかりだから滅茶苦茶。
| 名無し | 2008/03/26 10:42 PM |

建設井戸端会議 掲示板

No.609 (2006/10/16 19:43) title:今日ものどが痛い、馬車道商店街
Name:横浜007
ルートイン・ホテルの建設現場は、今日も粉塵、騒音を撒き散らし作業員の騒々しさも加わり、感情をさかなでする。斜め先には、三菱地所のビル解体と日本海事の建設である。スクラップ・アンド・ビルドというが、実態は建設産業廃棄物の処理場である。リサイクルと奇麗事をとなえても、不法処理で悪臭と粉塵で息苦しい。密集するビルの中で環境基準もへったくれもない。どこの発展途上国かと目を疑う。100%下水のある町で、半年以上も糞尿垂れ流し。何がピーエス三菱だ。馬鹿丸出しの馬鹿道商店街と町名も変更せよ。

東急不動産消費者契約法違反訴訟物件はピーエス三菱が施工

東急不動産が騙し売りしたマンション「アルス」の施工会社は株式会社ピーエス三菱(旧三菱建設)である。担当支店は東京建築支店(常務取締役支店長、中村純雄)である。現場代理人(工事所長)は山下洋史・株式会社ピーエス三菱東京建築支店工事第二部所長である。アルスの後、山下所長は新井田マンション新築工事(江東区福住)に携わった(2005年5月時点)。他の担当者として西原貴博がいる。

アルス建設時の事情が東急不動産消費者契約法違反訴訟の争点の一つである。東急不動産は原告に対してはアルス建設時の事情を全く知らない住宅事業本部・大島聡仁を担当者に仕立て上げているため、東急不動産側からは何一つ正しい情報を得ることができなかった。そのため、施工会社であるピーエス三菱に問い合わせた。しかしピーエス三菱は一切の回答を拒否する。原告は何度も問い合わせたが、何の応答もしない。流石は八王子欠陥マンションを施工した会社ではある。

アルス建設時の事情について(2005年1月12日)

ピーエス三菱
代表取締役社長 神田徹様

はじめまして。私、××は貴社が2002年から2003年にかけて施工されたマンション「アルス」(東京都江東区)を東急不動産より購入したものです。このアルス建設当時の事情につき、確認いたしたく、お問い合わせしました。

アルス建設地の北側は工務店経営者の私有地で、資材置き場が建設されていました。隣地所有者は2002年11月に康和地所井田氏、貴社工事所長山下氏、現場監督北氏に対して以下の話をされたと仰っています。但し工事所長につきましては、東急不動産住宅事業本部第四事業部大島聡仁氏より、教示されたものです。

・マンション建設後すぐに隣地に3階建てを立てる予定である。そのためアルスの眺望は完全に遮られ、日照はなくなる。
・建物は住居兼作業場にするので、終日騒音が発生する。
・上記点につき、購入者に予め説明・警告し、購入者から苦情が出ないようにして欲しい。

そして井田氏は依頼事項について同意したと言います。
しかしながらアルス購入時において販売代理の東急リバブルからは上記説明は何らなされず、それ故、私は日照・眺望・通風の妨げはないものと誤信して無価値の物件を購入してしまいました。
この点につき、東急リバブルに確認しましたが、九月一三日付けの東急リバブル宮崎氏(宅地建物取引主任者)の手紙では「具体的な階数などについてはお聞きしておりません」と回答しており、隣地所有者の主張とは全く異なります。
東急リバブル及び東急不動産に対しては、再度調査・確認を要求していますが、隣地所有者に直接聞いて事実関係を確認するという最低限の調査すらしようとしないどころか、回答を半月以上放置したり、全く別の宛先に回答を送付したり、西側の採光が妨げられないから我慢しろなどと被害者感情を逆なでする回答をしたりと、何一つ誠意ある対応がなされておりません。上記のような事実を隠蔽する不誠実な対応をされると、本件以外にも例えば八王子の公団欠陥マンションのように、外壁や内装をはがしたところ、コンクリートが入っていなかったというような欠陥などを隠しているのではないかという疑念を説得力のあるようものにします。

そのため貴社に直接確認致します。
貴社工事所長山下氏、現場監督北氏が同席された中で、隣地所有者から井田氏に隣地の建て替えについて説明があり、あわせて上記点を購入者に説明することを依頼し、それに井田氏が同意されたという事実は貴社も確認されておられますでしょうか。上記の全部ではなく、一部のみ関知しているということでしたら、その旨ご回答お願いします。

ご多忙のところ恐縮ですが、消費者にとって不動産は一生に一度の買い物であり、不実の説明により購入後1年足らずで屑同然の物件を購入させられたという事態は健全かつ公正な不動産取引市場の発展の妨げにもなるものであり、上記点についてご確認のほど宜しくお願いします。

ピーエス三菱宛再問い合わせ(2005年12月4日)

2005年1月12日に下記問い合わせをさせていただきましたが、一年が経過するというのに何の回答もありません。ご対応宜しくお願いします。
尚、下記文中の山下氏とは山下洋史・株式会社ピーエス三菱東京建築支店工事第二部所長を指します。

以下、2005年1月12日問い合わせ本文を添付

明石峰子様 問い合わせの件(2005年12月15日)

株式会社ピーエス三菱 東京建築支店工務部施工管理G 明石峰子様

お世話になります。××です。
貴社施工マンションのアスベスト使用の件で11月18日に電話させていただきました際、11月25日までに問い合わせの履歴の調査状況についてご連絡いただくことをお約束されましたが、期日通りにご回答いただけませんでした。そのため、こちらで調査させていただきました。
2005年1月12日に下記問い合わせをさせていただきましたが、一年が経過するというのに何の回答もありません。貴職が本回答の担当者であるかは関知するところではありませんが、適切な部署への連携若しくは適切な問い合わせ窓口のご教示をお願いします。
尚、下記文中の山下氏とは山下洋史・株式会社ピーエス三菱東京建築支店工事第二部所長を指します。

以下、2005年1月12日問い合わせ本文を添付

明石峰子宛て問い合わせ(2005年12月25日)

株式会社ピーエス三菱 東京建築支店工務部施工管理G 明石峰子様

お世話になります。××です。
下記件、状況いかがでしょうか?ご連絡お願いします。

明石峰子宛て問い合わせ(2006年4月8日)

株式会社ピーエス三菱 東京建築支店工務部施工管理G 明石峰子様

お世話になります。××です。
下記件、状況いかがでしょうか?ご連絡お願いします。

設計監修

アルスの設計監修は株式会社デザイン・クルー(東京都渋谷区恵比寿西)が担当した。株式会社デザイン・クルーは1987年3月10日開設。デザイン・クルーでは建築設計デザイン、インテリアデザイン、都市・地区計画、インダストリアルデザイン、ビジュアルデザイン、ディスプレーデザインを業務とする。

代表取締役・管理建築士は安藤俊宏である。管理建築士は建築士事務所の業務に関する技術的事項を総括する建築士を指す。安藤俊宏は昭和52年に京都府立大学を卒業した。

株式会社デザイン・クルーの実績は永福町中根ビル(三菱銀行永福町支店)、テラス加賀(三菱商事)、アルス鵠沼海岸、中目黒ITビル(東急不動産の賃貸オフィスビル、三菱建設施工)、シーアイコートたまプラーザ、アルス桜新町一丁目である。以下の物件にも関係している。

物件名 事業主 担当内容
シーサイドコート茅ヶ崎東海岸南 東急不動産株式会社 設計・監理
サンクタス吉祥寺ハートランド オリックス・リアルエステート株式会社、株式会社ランド 設計・監理
ディアクオーレ青葉台 株式会社日本リーディング 基本設計・デザイン監修
イトーピアたまプラーザ 伊藤忠商事株式会社 設計

康和地所株式会社の問題

康和地所株式会社(東京都千代田区、代表取締役夏目康広)は株式会社大京の取締役が退職後の1999年に設立した非上場企業である。大京は1980年代後半にゴルフ場やホテルなどに投資して負債が増え、バブル崩壊後に不良債権化した(「大京、再生機構に支援要請 UFJの意向拒めず」朝日新聞2004年9月29日)。

大京は経営再建のために産業再生機構の支援を受けた(「株式会社大京等に対する支援決定について」2004年9月28日)。産業再生機構には厳しい見解がある。経済産業省幹部は「政府保証を背景に、巨額の不良債権を抱える銀行を官の力で助けた。産業再生ではなく、銀行再生機構だ」と語る(「再生機構「実績」に賛否」朝日新聞2005年12月17日)。

康和地所民事再生手続廃止

2008年10月31日に民事再生手続きを申請していた康和地所(夏目康広社長)は民事再生を断念し、事業を清算した。スポンサーが見つからず、再生計画案を提出できなかったことを理由とする。東急不動産消費者契約法違反訴訟アルス東陽町301号室事件では康和地所の元従業員が証人尋問で、康和地所がマンション建設地を地上げをして東急不動産に転売したと証言した。

破綻企業に安易に利用されている民事再生法であるが、一番の問題は地上げをするような企業を再生させる公益的な意味があるかである。都市環境問題の被害者にとっては、何ら公益性がない企業に対し、何らかの救済を与える必要があるのか、という点である。むしろ問題ある企業が倒産した方が市場は健全化する。

リリーベル

康和地所はリリーベル篠崎サーモス、リリーベル幕張サーモス、リリーベル葛飾鎌倉サーモス、リリーベル津田沼サーモス、リリーベル墨田リバーコースト、リリーベル金城サーモス、リリーベル高円寺駅前サーモス、リリーベル宮城野サーモス、リリーベル小禄南サーモス、リリーベル王子神谷サーモス、リリーベル宮前ヒルズ等の物件を販売する。

康和地所のマンション名には「リリーベル+地名+サーモス」という形態のものと、サーモスの代わりに別のカタカナが付されるものがある。リリーベルLILYBELLは一般的には「愛しのリリー」の意味である。サーモスTHERMOSは魔法瓶の商標で有名だが、康和地所は外断熱の意味を込めている。系列販売会社に康和ハウジング株式会社がある。

康和地所倒産と東急騙し売り訴訟

康和地所株式会社は2008年10月31日に民事再生手続開始の申立を行った。資金繰りの悪化を理由とするが、インターネット上では不動産流動化事業の失敗が原因ではないかとの推測がなされている。同じく民事再生法を申請したダイナシティは不動産流動化事業の不信が原因と報道されている(「ダイナシティ:再生法申請 「不動産流動化事業」が不振」毎日新聞2008年11月1日)。

康和地所が転売したマンション建設地を購入したデベロッパーとマンション購入者との間では裁判も起きた。康和地所はアルス東陽町(旧リリーベル東陽町サーモス)建設地を東急不動産に転売し、転売後も康和地所の従業員が東急不動産のために近隣対策を担当した。しかし、この物件では近隣住民との約束を東急不動産が反故にしたために東急不動産消費者契約法違反訴訟アルス東陽町301号室事件が提起された。騙し売りした東急リバブル東急不動産よりも先に康和地所が倒産した形になる。

康和地所、地上げによりマンション建設地取得

康和地所によるマンション建設用地取得は「地上げ」と形容されるものであった。康和地所の元従業員の証言で判明した事実であり、信憑性は高い。地上げが行われたのは康和地所が2002年4月23日に購入したマンション「リリーベル東陽町サーモス」建設地(東京都江東区)である。

康和地所元従業員の井田真介が東急不動産消費者契約法違反訴訟証人尋問(2006年2月8日)において地上げを認めた。井田真介はリリーベル東陽町サーモス建設地取得時の担当者で、被告側が申し出た証人として出廷し、被告(東急不動産)代理人井口寛二弁護士が尋問した。

井口弁護士「東陽町では、要するにマンション用に地上げをされて、建築確認は康和でおとりになったんですか」
井田「はい」(井田真介証人調書3頁)

井田は被告側が申し出た証人として出廷しており、被告代理人があえて「地上げ」という悪いイメージのある言葉を使用しなければならない必然性はない。康和地所の実際の土地取得行為が言葉で糊塗できないほど酷いものであったか、被告代理人が「地上げ」が悪印象を与える言葉と考えられないほど感覚が麻痺しているか、何れか又は両方である。

井田真介はリリーベル東陽町サーモス建設地を地上げした後、康和地所を退職し、アソシアコーポレーション株式会社(千代田区三番町、三浦浩一郎社長)の取締役となった。東急不動産消費者契約法違反訴訟では期せずして退職者が前の勤務先の醜悪な秘密を暴露するドラマが非の打ち所のない形で披露されることになった。

地上げは名誉毀損

地上げという言葉が悪印象を与える言葉であることはサーベラスの毎日新聞社への提訴からも明らかである。毎日新聞は、米ヘッジファンド「サーベラス・キャピタル・マネジメント」傘下の不動産会社「昭和地所」による地上げ疑惑を報道した(「<地上げ>米ファンド系不動産 暴力団関係者が関与の疑惑」毎日新聞2006年1月12日)。

これに対し、サーベラスは同社の名誉を棄損したとして、毎日新聞を相手取り少なくとも1億ドル(約115億円)の損害賠償を求めてニューヨーク連邦地裁に提訴した(2006年1月19日)。サーベラスは地上げを「極めて軽蔑的、かつ中傷的用語」とし、毎日新聞の報道はサーベラスの評判に悪影響を与えるものと主張する(「米サーベラス、毎日新聞を名誉棄損で訴え」ロイター2006年1月20日)。

リリーベル仙台堀川公園とリリーベル東陽町サーモス

康和地所及び康和ハウジングは江東区ではリリーベル仙台堀川公園、ファーストシーン仙台堀川公園(共に江東区東砂7丁目)を販売する。同じ江東区ではリリーベル東陽町サーモス(東陽1丁目)も計画していた。これらの物件には共通点が多い。

リリーベル仙台堀川公園、ファーストシーン仙台堀川公園、リリーベル東陽町サーモス共にイーホームズに建築確認申請された。イーホームズは姉歯秀次元建築士らによる耐震強度偽装を見逃した民間検査機関である。

物件名 事業主 販売代理 建築確認機関 建築確認番号
リリーベル仙台堀川公園 康和地所 康和ハウジング イーホームズ eHo.05.A-01273100-21号(2005年10月31日)
ファーストシーン仙台堀川公園 株式会社夢ハウジング 康和ハウジング イーホームズ eHo.05.A-00997800-11号(2005年8月19日)
計画変更確認番号eHo.05.A-00997800V-11号(2006年1月5日)

アルス(リリーベル東陽町サーモス)とリリーベル仙台堀川公園は構造が類似する。共に全戸角住戸、内廊下、外階段である。宣伝コピーまで類似する。東急不動産(東急リバブル)と康和地所(康和ハウジング)の何れが販売コピーを剽窃したのだろうか。

アルス(リリーベル東陽町サーモス) リリーベル仙台堀川公園
全戸角住戸を実現。多方向からの通風・採光に配慮 採光・通風に恵まれた全戸角住戸プラン
共用廊下を建物の内側にレイアウトし、ホテルライクな上質感を演出 ホテルライクな内廊下が住まいの上質感を演出

リリーベル仙台堀川公園の広告チラシは2005年4月13日に近隣住宅にポスティングされた。康和ハウジング株式会社はリリーベル仙台堀川公園の資料請求者に中古マンションの案内を郵送した(2006年9月28日消印)。「リリーベル仙台堀川公園来場者の皆様へ」と題し、「弊社販売マンションの近くで3LDKの中古マンションがございますので紹介させて頂きたく図面を送付させて頂きました」。資料請求しただけの人を来場者として仲介物件を宣伝する。何でもありの会社である。

リリーベル仙台堀川公園

03: 名前:匿名さん投稿日:2006/03/14(火) 11:18
リリーベル仙台掘川公園、購入検討者です。
先日、購入候補からはずしました。
・駅徒歩が遠いのに強気な値段。
・建築確認がイーホームズ。
・隣の高校が意外と背が高い。

05: 名前:匿名さん投稿日:2006/03/14(火) 12:50
営業さんは、けっこう好評だっていってたけど、 最近の広告の多さに、 売れなくて焦っている感を感じちゃいました。

06: 名前:匿名さん投稿日:2006/03/19(日) 22:33
購入リストから外した理由
・建築確認がイーホームズであること。
・目の前の高校の影響で日当り、眺望が期待できそうにないところ。
・高校から発生する騒音(定時制もある?)

外断熱

康和地所は内断熱が主流の日本において、外断熱工法を採用するデベロッパーとして珍しい部類に属する。外断熱の利点については「東急不動産に騙された被害者の手記(経緯編)」に詳しい。 「外断熱は建物の外側で冷たい空気、あるいは熱い空気をシャットアウトするため、理論的には外断熱のほうが断熱効果が大きく、室内や壁内の結露現象が少ないとされる」(加藤憲一郎「外断熱/内断熱」イミダス2006、集英社、584頁)。

一方で下記見解もある。「外断熱は内断熱より優れているという考えは大間違い! 断熱の正しい知識がなければ、断熱性能はおろか、家の寿命をも失いかねない」(西方里見『「外断熱」が危ない!』エクスナレッジ、2002年)。

「一概に外断熱が良くて、内断熱が悪いと言い切ることもできません。日本での外断熱の歴史が浅いために、まだまだその効果や弊害の有無が確認されていないことも事実だからです」(「外断熱をご存知ですか?」まんまるまぐ創刊号、建通新聞社、2005年、19頁)。

一口に外断熱と言っても色々ある。外断熱というだけで飛びついてはならない。屋上の防水材の下に断熱材が入ってるだけで「外断熱マンションです」と宣伝する業者もいる。これは屋上だけの話である。屋上外断熱はマンションでは当たり前である。

問題は断熱材の性能であり、気密が確保できるか、という点である。外断熱であっても性能の低い断熱材を雑に隙間だらけで施工すれば全く意味がない。外断熱というだけで光熱費半減等の夢のようなことには絶対ならない。

ヒューザーと外断熱

外断熱工法に積極的な業者に株式会社ヒューザー(東京都千代田区、小嶋進社長)がある。ヒューザーは旧社名を恒和不動産株式会社という。ヒューザーは多くの耐震強度偽装物件の建築主(発注者)である。

震度五の地震で倒壊の危険性が指摘された「グランドステージ住吉」(東京都江東区扇橋2丁目10番)も外断熱工法で建てられた(「倒壊危険マンションは優秀賞受賞」スポニチ2005年11月23日)。

耐震強度偽装物件「グランドステージ茅場町」購入者の購入理由も外断熱であった(「新聞が書かないヒューザー・小嶋社長の「もう一つの偽装疑惑」」財界展望2006年3月号)。

康和地所は「弊社が採用しております外断熱工法は、西欧の建築物理学の根拠に基づく本格的な工法ですので、株式会社ヒューザーが採用している異質の外断熱工法とは根本的に異なっております」と主張する(居住者宛メール、2005年12月16日)。しかし西洋崇拝が常に正しい訳ではない。

康和地所と東急建設

康和地所は東急建設から技術者を雇い入れたと指摘されている(山野四郎『正しいマンションの買い方教本』)。

康和地所と東急建設は「環境・省エネ外断熱工法推進議員連盟」第一回勉強会(2004年6月10日)において共に報告している。東急建設生産技術本部の杉野潔部長「外断熱工法とSIへの取り組み」、康和地所の夏目康広社長が「外断熱マンション市況と今後」を報告した。

「環境・省エネ外断熱工法推進議員連盟」(外断熱推進議連)の会長は伊藤公介議員である。伊藤議員は耐震強度偽装事件の発表前にヒューザーの小嶋進社長を国土交通省に仲介した人物である。

東急リバブル、下請設計業者を回答せず

姉歯建築設計事務所(姉歯秀次元一級建築士)らの耐震強度偽装事件を受け、自己の居住するマンションの下請設計業者を知りたいと思うのはマンション住民として自然なことである。しかし業者の無責任とたらい回しの壁に阻まれる例もある。

マンション「アルス」居住者による設計下請業者調査は、その好例である。アルスは康和地所が用地買収を行い、イーホームズに建築確認申請したマンションである(eHo第A-289号、2002年8月12日付)。当初は「(仮称)東陽一丁目計画」「リリーベル東陽町サーモス」と称していた。その後、東急不動産に売却され、現在の建物名で販売された。東急リバブルが販売代理として販売活動を行った。尚、康和地所はWebサイトで「主な取引先」として東急不動産株式会社を挙げる。

居住者は最初に販売業者の東急リバブルに問い合わせたが、何らの回答もなされていない(2005年12月18日現在)。設計管理を担当した株式会社昇建築設計事務所(SHOW建築設計事務所とも表記する)に問い合わせたところ、最初は下請けを使っていないと事実に反する回答をされた。当初の建築確認申請者である康和地所株式会社に問い合わせたところ、回答を拒否された上、「名誉毀損、営業妨害等の名目により損害賠償等の提訴の用意があります」「警察当局への刑事告訴および民事訴訟等を併せて実行いたします」と脅迫された。

上述の業者の中で最も不実な対応をしたのは販売業者の東急リバブルであると考える。何の回答もしていない。構造計算書偽造事件が社会問題となる中で無責任な対応である。回答がないため、姉歯建築設計事務所(姉歯秀次一級建築士)の関与も不明である。回答したくない事情があるのだろうか。居住者の疑念を深めるばかりである。売ったら売りっぱなしの体質が看取できる。

しかし、居住者の立場に立てば、告訴や提訴を仄めかす康和地所が最大の脅威である。東急リバブル・東急不動産不買運動としては不本意ながら康和地所についても紙数を割かざるを得ない。走狗を用いてチョッカイを出すことにより、攻撃対象を分散させることが敵の策略かもしれないが、止むを得ない。一方で康和地所については誠実と評価できる対応があるとの情報も得ている。当初の構想を軌道修正し、上述の点を加味して記述した。

東急不動産とイーホームズ、耐震強度偽装問題

康和地所にリリーベル東陽町サーモス設計者を問い合わせ

マンション居住者は建築確認を申請した康和地所に下請設計業者について問い合わせた(2005年11月21日)。販売代理の東急リバブルに問い合わせていたが、回答がなされなかったためである。アルス(リリーベル東陽町サーモス)は康和地所が計画し、途中で東急不動産に売却された経緯がある。康和地所は設計業者の株式会社昇建築設計事務所の発注者であり、設計当時の事情を把握していると考えられた。

居住者問い合わせ(2005年11月21日)

マンション「アルス」設計下請業者について

康和地所株式会社 代表取締役 夏目康広様

貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
私はマンション「アルス」の売買契約を2003年6月に締結した××と申します。本マンションは東急不動産が事業主となっておりますが、当初は「リリーベル東陽町サーモス」のマンション名で貴社が計画されたものとうかがっております。当時の事情を確認いたしたく、メール致しました。
問い合わせさせていただく内容はアルスの下請設計業者についてです。アルスの設計・監理(元請)はSHOW建築設計事務所ですが、確認したいのは下請け業者です。ご存知の通り、下請の建築設計事務所が構造計算書を偽装した事件があり、偽装物件は震度5で倒れる、地震がなくても5年後には自壊する可能性が高いと報道されています。また、ホテルが営業中止になるなど大きな影響を及ぼしています。
偽装建物は21件が判明していますが、全ての建物名までは明らかにされていません。また、21件というのも現在、判明している限りです。問題の設計事務所は90件以上に携わったとの報道もあります。一方、偽装物件21件中20件の建築確認を代行したのはアルスの建築確認検査機関であるイーホームズ株式会社であることが判明しています。
そのため、アルスの設計・監理の下請け業者名についてご教示いただきたく、メールさせていただきました。リリーベル東陽町サーモス(アルス)の建築確認申請は貴社名義で行われており、その時点でSHOW建築設計事務所が設計監理をしておりましたので、貴社が把握されている問題と思います。
本件、貴社に直接ではなく、先ずは販売を担当した東急リバブルを通じて問い合わせすべきであり、実際に問い合わせしましたが、現状回答されていません。また、別件でアルスの建材にアスベストを使用している件について問い合わせしているのですが、一月以上経つものの回答がなされていないため、今件も回答を期待できないと考え、問い合わせさせていただきました。
お忙しいところ恐縮ですが、ご調査・ご確認の上、ご回答宜しくお願いします。

しかし康和地所は、設計下請業者を明らかにしなかった(居住者宛回答、2005年11月30日)。姉歯建築設計事務所がリリーベル東陽町サーモスの設計に関与したかについても否定しなかった。理由として二点あげる。第一に「当社においては関知しておりません。構造設計を下請けに出す出さないについては元請けの設計事務所の判断になります」とする。

第二に「当社が建築主として取得した建築確認の名義を東急不動産に変更し、施工されておりますので、その後の計画変更等は東急不動産で実施されており当社は関与していないため回答はできかねます」とする。しかし、譲渡前の時点における姉歯秀次元建築士の関与については明らかにしない。

康和地所に対する居住者の返答(2005年12月4日)

康和地所担当者様

お世話になります。私が11月21日に問い合わせさせていただきました設計下請業者ご確認の件について、康和地所様がイーホームズに建築確認申請致しましたマンション「東陽一丁目計画、リリーベル東陽町サーモス」(現アルス)の設計業者について康和地所様では存じていないこと、従って姉歯建築事務所である可能性が十分にあること、了解いたしました。これはマンション住民にとって大きな問題ですので、広く説明したいと思います。
下請け業者を把握していない理由として、「構造設計を下請けに出す出さないについては元請けの設計事務所の判断」とされています。一方で「東急不動産を通じて設計事務所の件をお調べいただきます様お願いいたします」としているのは明らかに矛盾しています。下請業者の採否が設計事務所の判断で事業主が関与しないならば、貴社が事業を譲渡した東急不動産も回答できないものとなります。
姉歯建築設計事務所の耐震偽装は氷山の一角といわれており、他人事としたいお気持ちは良く理解できますが、たらい回しをするならば、せめて回答が期待できそうなところにすれば如何でしょうか?回答が全く期待できないところを指定するのは消費者に無駄な労力・時間をかけさせる無責任極まりない回答とは思いませんか。
それとも御社は下請業者を把握しなかったが、東急不動産はキチンと把握しているとの理由があってのご回答でしたら、先ずその理由をご説明いただきたく、宜しくお願いします。
尚、先のメールをお読みいただいていれば了解いただけると思いますが、東急不動産販売代理の東急リバブルには既に問い合わせ済みですが、何ら回答がなされていないという事情があります。

康和地所の二度目の回答では最初の回答で記載していた理由(構造設計を下請けに出す出さないについては元請けの設計事務所の判断になります)が何故か抜け落ちている。代わりに二番目の理由が前面に出ている。「弊社より東急不動産へ譲渡いたしました後に、東急不動産側で設計変更(建築確認の変更)が実施されております。この設計変更(建築確認の変更)は弊社が全く関知しない部分でありますので、設計変更時の構造設計がどの事務所が担当したのか等、弊社でお答えすべき問題ではございません」(居住者宛回答、2005年12月5日)。設計変更前の姉歯関与については相変わらず回答しない。

康和地所に対する居住者の返答(2005年12月14日)

康和地所担当者様

お世話になります。私が11月21日に問い合わせさせていただきました設計下請業者ご確認の件について、改めてご回答をいただきましたが、先の回答と同様、康和地所様がイーホームズに建築確認申請致しましたマンション「東陽一丁目計画、リリーベル東陽町サーモス」(現アルス)の設計業者について康和地所様では存じていないこと、従って姉歯建築事務所である可能性が十分にあること、了解いたしました。
把握していない理由として当初の「構造設計を下請けに出す出さないについては元請けの設計事務所の判断」に加え、売却後の東急不動産による設計変更部分は関知しないことをあげておられますが、これを理由とするならば設計変更前の状態について回答を拒否する理由にはなりません。
東急不動産に問い合わせるのが筋と言われますが、私は設計下請業者を聞いているのであり、どこに聞けばよいのかを尋ねているわけではありません。聞いてもいない問い合わせ先を貴社から高圧的に指図命令される筋合いは何らありません。
また、東急不動産が回答していない状態について自ら言及されていますが、正確に状況を把握しておられる上で、尚、東急不動産への問い合わせを求めるのはたらい回しの上で消費者に無益無駄な作業をやらせるだけです。この上ない悪意と敵意を感じざるを得ません。
貴社が設計下請業者を把握しておらず、従って姉歯秀次元建築士の関与も否定されないことは先のメールで申し上げた通り、十分に了解いたしております。構造計算書偽装事件が大きな反響を呼ぶ中で責任逃れに必死なのは分かりますが、対応次第で消費者の印象は大きく変わるものであり、非常に残念です。

康和地所の三度目の回答(2005年12月15日)は居住者を畏怖させるものであった。それは読者を脅し、威嚇し、不動産業者の権力を誇示するものであった。康和地所はリリーベル東陽町サーモスの下請設計業者について何ら回答せず、姉歯関与を否定しない。

それにもかかわらず、姉歯関与の可能性を言及する居住者に対し、「名誉毀損、営業妨害等の名目により損害賠償等の提訴の用意がありますので、よろしく御願いいたします」と提訴を臭わせて脅迫した。何が「よろしく御願いいたします」なのか全く理解できない。訴訟をちらつかせて都合の悪い言論を封殺しようとするのは悪徳企業の常套手段である。

康和地所はリリーベル東陽町サーモスの下請設計業者について何ら回答せず、姉歯関与を否定しないことは居住者の再三の問い合わせで確認した事実である。康和地所は居住者の表現が「弊社がいかにも姉歯建築設計事務所と係わりがある様な表現」と主張する。康和地所が居住者から問い合わせに対し、リリーベル東陽町サーモスの姉歯関与を否定しないことをもって、康和地所と姉歯建築設計事務所が係わりがあると康和地所は解釈するのであろうか。正直、居住者もそこまで考えてはいなかったという。余程、後ろ暗いことでもあるのだろうか。康和地所の過剰反応は却って疑問を抱かせる。

至極当然のことながら居住者は康和地所の不当な脅迫に屈するつもりはないとする。相手方を害することを目的に全く根拠のない訴えを提起することは、それ自体不法行為となりうる(最判昭和63年1月26日民集42巻1号1頁)。今後、名誉毀損、営業妨害ありとあらゆる知っている言葉を駆使して警告書を送付してくることが予想される。警告書が送付された場合は即座に公表するとのことである。

脅迫罪の成立にとって、告知する害悪の内容は、それ自体、不法であることを要しない。通告者の正当な権利に属する事項−例えば、告訴し、あるいは、上司に通告する旨の通知−であっても、真実その権利を行使する意思がなく、もっぱら相手方を畏怖させる目的でしたときは、脅迫罪の成立を免れえない。

康和地所は「弊社物件には一切姉歯建築設計事務所が関与している物件はございませんので念のため申し上げておきます」と主張する。しかし、これは的外れの主張である。居住者が問い合わせしたのは康和地所が頑なに回答を拒否するリリーベル東陽町サーモスであって、それ以外の物件ではない。

「姉歯とは一切関係なし」との告知はWebサイトに掲示されているもので、目新しいものではない。これは康和地所に限らず、ほとんどの不動産業者が実施している。「姉歯とは一切関係なし」との告知については「死に物狂いの否定文書」を評されている(「ゼネコン、不動産業界の潔白宣言」日刊ゲンダイ2005年12月9日)。

居住者メール(2005年12月15日)

私はイーホームズが建築確認したマンション「アルス」の住民です。
マンションが姉歯建築設計事務所に関係していないか業者に問い合わせたのですが、誠実な回答はなされず、不安と疑惑を深める結果となりました。
アルスは康和地所により、イーホームズに建築確認申請されました(eHo第A-289号、2002年8月12日付)。当時の物件名はリリーベル東陽町サーモス((仮称)東陽一丁目計画)です。設計監理は株式会社昇建築設計事務所が担当しましたが、構造計算の下請業者は不明です。
その後、建設地は東急不動産に建築確認付で売却され、アルスとして販売されました。販売代理は東急リバブルです。施工はピーエス三菱です。設計監理は引き続き昇建築設計事務所が担当しました。
下請業者について2005年11月18日に東急リバブルに問い合わせしましたが、回答がなされませんでした。
やむなく上記経緯から設計時の事情を把握していると思われる康和地所に東急リバブルから回答がなされていない旨を添えて問い合わせしました。対して康和地所は「構造設計を下請けに出す出さないについては元請けの設計事務所の判断」であることを理由として「当社においては関知しておりません」と回答しました。
私は康和地所では姉歯秀次建築士の関与を否定しないこと、下請設計業者が姉歯建築設計事務所である可能性があるということで了解した旨、返答しました。対して康和地所は高圧的に「名誉毀損、営業妨害等の名目により損害賠償等の提訴の用意があります」と脅迫してきました(2005年12月15日)。康和地所は土地を東急不動産に売却したので後は一切責任はないと主張したいようですが、自ら姉歯関与を否定したならばともかく、回答していない以上、姉歯関与の可能性は否定できません。
恐らく相手を一消費者と侮ってのことでしょうが、調査しようとする者を提訴で脅迫して都合の悪い事実を隠蔽する姿勢には強く憤りを覚えます。また、報道されるところを鑑みるに脅迫的言辞を用いてまでも事実を隠蔽しようとする建築・不動産業者の姿勢が耐震強度偽装事件の被害を拡大させたことは明らかです。何卒、厳しい指導をお願いします。

康和地所の高圧的なメール(2005年12月16日)

康和地所は翌日も容赦なく高圧的なメールを送り続けた。メール本文は「警察当局への刑事告訴および民事訴訟等を併せて実行いたします」で結ばれている。謝罪文の掲示まで要求した。

今回のメールにおいて康和地所は遂に下請設計業者を明らかにした。「最初の建築確認済証を取得したときの、構造設計事務所についてはお知らせいたします。有限会社アトラス設計(設計者名 渡辺朋幸氏)が構造設計を担当しております」とする。他の下請業者及び孫請業者については言及していない。居住者の問い合わせ目的が漸く一部達成できたことになるが、告訴・提訴の脅迫付では全く有難みがない。

下請設計事務所(の一部)が漸く明らかになった。ここに至るまで居住者は再三の問い合わせを行い、脅迫まで受けた。設計業者一者の名前だけを知るのに多大な労力を費やし、心労を重ねる結果となった。どうして最初から本当のことを言わないのだろうか。会社で怒られるからか。言いくるめることができるとでも思っていたのか。消費者は知識がないから、勝手な理屈で騙して片付けようという悪意に満ちた行為は到底許せるものではない。

一方で責任逃れの文言を記述することも忘れない。「弊社が取得した当初の建築確認済証は、東急不動産株式会社の設計変更に伴い、建築確認(設計変更)申請が行われているようですので、現存建物の建築認可である変更後の建築確認済証に係る構造設計に関しては、弊社でお答えできる範疇より逸脱しております」。

康和地所は東急不動産への譲渡後は知らないと主張する。居住者の不安を煽ることが余程楽しいようである。もっとも東急不動産の設計変更が安心できないものであると居住者に注意を喚起したと考えれば誠実と評価すべきだろうか。あからさまな責任逃れの文章に対する印象は別として、東急不動産への譲渡後に姉歯の関与があったとしても康和地所の責任ではないとは言える。

不都合な事実をなかったことにしたいのは悪人共通の願いである。康和地所は「貴殿は、「リリーベル東陽町サーモス」と表現されておりますが、この棟名の建物は存在しません」と記す(居住者宛メール、2005年12月16日)。しかし康和地所が江東区に提出した計画計画届出書(2002年7月29日)の「建築物等の名称」欄には「リリーベル東陽町サーモス」と記されている。康和地所が江東区に提出した緑化計画書(2002年8月26日)にも「名称」欄に「リリーベル東陽町サーモス」と明記されている。

康和地所のメールは無礼極まりないことに追伸文を用いている。ビジネス関係の手紙やメールでは追伸を書くことはマナー違反である。追伸文は書き忘れや追加の書き足しのために使われる。つまり、書き直す手間を省く形となる。従って、きちんとした文面で、追伸を書くのはタブーである。相手を怒らせるためにわざとやっているのかもしれないが、自社の価値を貶めることを認識すべきである。

本メールは「代表取締役 夏目康広」名義で送信されている。社長の直筆か従業員の代筆かは不明であるが、代表取締役の評価を落とすものであることは間違いない。夏目康広は高校時代は不良であった。担任の教師から「お前は中途半端だから、就職してもダメ」と言われたと述懐している(夏目康広「理念なき起業に成功などない」ベンチャー通信13号、2005年、56頁)。

ヒューザーも隠蔽を恫喝

ヒューザーの小嶋進社長も耐震強度偽装問題の公表をめぐり、指定確認検査機関「イーホームズ」の藤田東吾社長を恫喝していた。藤田社長は衆院国土交通委員会の参考人質疑で以下のように証言する(2005年11月29日)。

「正義を貫いて何の意味がある。徹底的にたたく」(「衆院参考人招致 ヒューザー社長から圧力 「耐震偽造」公表でイ社社長」フジサンケイ ビジネスアイ2005年11月30日)。「公表に何の意味があるのか。公表するならどんな弁護士を使ってでも(イーホームズを)徹底的にたたく」(「衆院国交委でヒューザー・小嶋社長が逆ギレ“ふざけんじゃねえよ!”」サンケイスポーツ2005年11月29日)。「年間利益が20億円あるから、どんな弁護士でも使う。」(「強度偽装国会質疑 泥仕合の3時間」読売新聞2005年11月30日)。

康和地所の誠実な対応

康和地所の誠意を評価する声があることは事実である。アルス(旧リリーベル東陽町サーモス)では購入者が消費者契約法違反で東急不動産を提訴している(東急不動産、消費者契約法違反(不利益事実不告知)で提訴される)。この紛争の根は康和地所がリリーベル東陽町サーモスを建設しようとしていた頃にまで遡るもので、当時の担当者(康和地所従業員)が少なからぬ役割を果たしていた。

提訴前に関係者の一人が事実関係確認のために担当者に連絡しようとしたことがあった。マンション建設時に教えられた連絡先(康和地所の電話番号)に電話したが、当該従業員は既に退職(独立)していた(2004年10月頃)。康和地所は退職した担当者に連絡し、近隣住民と連絡を取れるようにした。東急リバブルや東急不動産のような悪徳不動産業者では考えにくい対応である。この時の康和地所の対応は事実関係明確化に寄与したものと評価できる。正義公平に即した紛争の早期解決にも寄与するものと評価したい。尚、原告は2004年12月27日に康和地所にアルス(リリーベル東陽町サーモス)建設時の事情を問い合わせている。

康和地所への不満(掲示板投稿)

康和地所による居住者への脅迫を受け、康和地所の企業体質を調査するため、掲示板投稿を集めた。

金がない康和地所はどうよ、みんな知ってる?
1 :名無し不動さん :02/03/06 18:50 ID:GsB2dZsB
大凶出身の連中が集まっているけど、金がなくて困っている。大丈夫なのか?

9 :名無し不動さん :02/03/11 15:19 ID:???
土地を買う買うっていうからまかせてたら、他の会社を連れてきた。
自分の会社は結局お金が無くて買えないらしい。
いろいろトラブルになるし散々な目にあってしまった。
お金がないなら不動産会社を辞めればいい!
お金があるところに土地を売ります。
振り回されてとんでもない会社です。

44 :名無し不動さん :02/03/26 11:29 ID:FIBmuxs8
外断熱がこれからの標準だ!みたいな感じで両国のマンションを売っているが、1ブロック隣で、販売代理で内断熱のマンション売ってるのは、あまりにもポリシーがなさすぎるのでは?

111 :名無し不動さん :02/09/27 18:19 ID:HNED7FD4
康和地所が、販売代理をしているマンションを購入しました。
入居は半年先で、まだ3割ほど売れ残っている模様。
とんでしまった場合、どんな影響がでますか?
初心者でスミマセン。

124 :名無し不動さん :02/11/19 10:00 ID:???
最近仕事してんの?
全然噂聞かないね
物件も出てないね

Attractors Lab会社掲示板
■--康和地所?
>>> 辟易 -- 2004/06/28-16:50..No.[626]
たった一度MRに行ったのですが、売れ残りマンションで困ったらしく半年以上も何度も電話が来ました。しかも、毎回電話をかけて来る奴が違って、そのたびになぜ選ばなかったのか教えてくれと。最初のうちはこちらも親切に理由を言いましたが(見に行って説明を受けた者としての最低限のマナー)さすがに3度目以降は切れて(それでも大人の対応で)理由は全て説明したから以前の担当に聞けと言いましたがそれでも、こりずにしつこくかけてきましたね。
一連の対応でレベルの低い会社だと思いました。すごく良い物件でもお宅の物件だったら絶対にかわないと最後には言いました。そこまで思わせる負の営業努力はすごいと思いましたよ。笑

康和地所の外断熱マンションってどうですか?@マンション購入掲示板

31: 名前:匿名さん投稿日:2005/07/27(水) 00:48
私は契約者ですが、先日MRに用があって行ったとき、初めて来訪したお客さんに、
誘導尋問的なクイズ形式で外断熱の良さを説明していたのを聞いて呆れました。
契約者に何が決め手だったかちゃんと聞いた上で営業して欲しい。おそらく「外断熱だから」という理由で契約
した人はいないと思われます。その辺が康和さんの営業はイマイチわかっていない気がします。

37: 名前:匿名さん投稿日:2005/08/21(日) 17:59
元大京営業マン、しかもそこそこ出世した人が社長というだけで腰が引けてしまいますが。。。

38: 名前:匿名さん投稿日:2005/09/09(金) 01:06
津田沼、10戸近く売れ残り確定っぽいです。価格が災いしているそうな。狭い、北側日あたらずでも。安い部屋の方が売れているらしい。いるらしいです

48: 名前:匿名さん投稿日:2005/12/04(日) 18:57
良心的なのかなぁ。。。
私、結構ムチャなローン組まされそうになりましたけど。K松さんに。
瑞江も100万円相当の電化製品プレゼントだのかなり苦戦してたみたいですし、
最近になって売らんかなの傾向が強くなってきたのでしょうか。

69: 名前:匿名人投稿日:2006/04/09(日) 08:53
 康和地所が現在建築しているマンション(リリーベル葛飾鎌倉)近隣住民ですが…休日工事・時間外工事の勝手な工事決定報告を、近隣住民にポストへ紙一枚で報告。納期迫ってこういう工事の仕方って突貫工事?って専らの噂。
 騒音・振動問題で、住民が話しに言っても『区・近隣から了承を得た工事』と一点張りで、話にならないです。こんな対応しか出来ないマンション、購入後何かあってもどーせろくな対応出来ないでしょ?
 工事現場からは言葉の汚い怒鳴り声が聞こえてきて不快だし、その突貫工事のペースで、早く終わってくれ!っって感じです。
 なんか設計先も出せない・出さない業者らしいから、このご時世にこのマンション購入する人は、余程の方でしょうね…。

藤和不動産、三平建設、前田興産トラブル

東陽一丁目マンション建設計画は、地元住民からの強烈な反対運動で頓挫している。建設地は都営住宅跡地である。周辺は低層住宅地域で、そこに九階建てマンションを建てようとしたため、市域住民は日照権等を理由に反対している。

東陽一丁目マンション新築工事の当初の事業主は藤和不動産株式会社(東京都中央区、東証一部上場)である。免許登録は宅地建物取引業者免許 国土交通大臣(12)第408号、建設業者登録 東京都知事 許可(般-17)第13531号、不動産鑑定業者登録 東京都知事(10)第363号 である。藤和不動産はシティホームズ、アインス、リーデンスなどのマンションブランドで知られるが、二度の債務免除を受けて再建中である。

施工業者は三平建設株式会社(東京都台東区)である。首都圏を地盤とし、マンションなど民間建築を主体に手がける総合建設会社。1830年代に江戸で創業した木材商「三平」が会社の起源。2003年度末に金融支援(債務免除など)を受けて経営再建中である。東陽一丁目マンションはイーホームズが建築確認済証を交付した。

東陽一丁目マンション新築工事ではボルトが欠落したまま杭工事を行っており、そこを住民にビデオで撮影されてしまった。杭工事会社の三谷セキサン株式会社(大証一部上場)である。但し、実際に工事を行ったのは下請け会社である(「杭工事の瑕疵で藤和不動産が断念したマンション計画が、土地転売され、建設再開の不可解」山岡俊介「ストレイ・ドッグ」2005年8月18日)。

「施工業者の三平建設が提出した書類では、同工事で使用する基礎杭(地面に深く打ち込み構造物の最も基礎になるもの)の数は32本、1本ごとの杭は溶接して継手する(1本が54Mと長いため)とのことだった。ところが、実際に現場で使用された基礎杭の本数は29本、継手は溶接ではなくボルト締めで行うものだった」(山岡俊介「イーホームズ確認の東京都江東区マンション建設が、基礎杭工事に瑕疵が発生し建設中止に」2005年11月25日)。

どんなことでも基礎が大切でしっかりしていないとまともなものはできない。そのままではいつの日か倒壊してしまう。「1本でもボルトが欠落していると、大きな地震が起きた場合、当然ながら、そのもっとも弱い部分が折れ、結果、基礎くいの上にある家が傾いたり、最悪、横倒しになって倒壊することだってあり得る」(山岡俊介「さらに深刻な基礎くい疑惑が浮上」ストレイ・ドッグ2005年12月18日)。

「コンクリート基礎杭ではシェア1位の「三谷セキサン」(本社・福井市。大証2部)のものが使われていることを思えば、この疑惑に関する懸念はこの現場だけには止まらない。最悪、全国の数多くのマンション建設でもあり得る」(山岡俊介「明日発売の経済誌で、マンション基礎杭欠陥疑惑を徹底追及」ストレイ・ドッグ2005年9月30日)。

藤和不動産はマスメディアに公表しない代わりに撤退を余儀なくされてしまった(「藤和不動産、基礎工事ミス(?)でマンション建設撤退」山岡俊介「ストレイ・ドッグ」2005年2月12日)。その後、藤和不動産は建設地の所有権を三平建設に転売した。三平建設は前田興産株式会社に転売し、前田興産を事業主として工事を再開させた。

この欠陥工事はテレビ朝日「スーパーJチャンネル」(2005年12月9日)で、「独占……マンション手抜き工事 決定的瞬間をカメラはとらえた」と題して特集された。「テレ朝の熱心かつ執拗な取材のお陰で、これまで業者側は欠陥工事であることは見え見えだったものの、これを認めなかったが、ついに白状。行政側もそれまで同様の態度だったが、今後、建設基準法違反などで告訴も検討すると前向きに態度を豹変させた」(山岡俊介「テレ朝が、本紙スクープのマンション欠陥工事について報道」ストレイ・ドッグ2005年12月13日)。

藤和不動産、基礎工事ミス(?)でマンション建設撤退 杭工事の瑕疵で藤和不動産が断念したマンション計画が、土地転売され、建設再開の不可解 ■■■■三平建設ってどうよ?■■■■ 「うちのMS欠陥だらけ。定期点検に三平の人来るけど、携帯しながらタバコ吸ってふんぞり返ってる。毎回担当者変わるし、壊れたトコ見てこんなもんですよ。と平気で言う。 やる気まったくなし。基礎とかすごい事になってんだろーなー。」

三平建設及び昨今のマンション建設について 「欠陥マンション建設専門業者って本当?」

江東区は業者寄り

本件に関する江東区の対応は終始業者寄りであった。担当者は区建築課の奥野敏子課長である。建設地の近隣住民は杭工事の不正について江東区に指摘した。しかし、奥野敏子課長は問題はないと認識しているとして、住民の指摘を無視し続けた。建築確認書を再確認して欲しいとの要望も金庫の奥にしまってあるとして、取り合わなかった。

江東区にはヒューザーの耐震強度偽装物件「グランドステージ住吉」がある。マンション住民に対し、自主退去願を文書で一斉に交付し、使用禁止命令を出すとした際に、この奥野敏子課長は「住民が危険な建物に住んでいるのを、見逃すことはできない。使用禁止命令は罰則もあることをお考えください」と住民に通告した人物である。事実を正しく知れば、区民は杜撰な行政の措置に怒りを新たにするであろう。

江東区は自分達のために仕事をしている。企業と癒着する、たかり体質である。違法なところを作らせ、利益を出させたところから美味しい汁を吸い取る。建築をチェックする機関全体の問題である。

耐震偽装業者告発で問われる江東区(東京都)の対応ぶり Column 愚言 | 議員MAGS 646号編集後記 ひがみかなぁ。 - 青く晴れた空、きれいに咲いた花 - 楽天ブログ(Blog) 耐震強度計算の偽造事件

前田興産

前田興産(東京都千代田区、前田利幸代表取締役社長)はクレアトール、レ・ベント、ラ・シテなどのマンションブランドで知られている。ブランアーク鳩ヶ谷クレアトール、クレアトール西日暮里、クレアトール両国、クレアトール椎名町、レ・ベント神田、ラ・シテ広尾等の物件がある。クレアトール両国、ブランアーク鳩ヶ谷クレアトールは康和地所、康和ハウジングが販売代理を行った。

前田興産と安晋会

前田利幸社長は安倍晋三代議士、吉村文吾・安晋会会長、杉山敏隆・安晋会代表幹事と雑誌で一緒の写真に納まる関係である(「日本を語るワインの会第30回」Apple Town 2005年12月号22頁)。安晋会は安倍晋三代議士の後援会で、ヒューザーの小嶋進社長も加入していると証言した。吉村会長はAIG株式会社代表取締役会長、杉山代表幹事はゴールネット株式会社代表取締役社長である。

掲載された写真はアパグループの社長夫婦が主宰する「ワインの会」のものである。雑誌Apple Townはアパグループの発行する情報誌である。アパグループはアパ株式会社を中心とする企業グループで不動産事業やホテル事業を営む(アパ住宅株式会社、アパホーム株式会社、アパマンション株式会社)。「アパ」の元谷外志雄社長は「安晋会」副会長である(「安倍晋三氏 怪異な人脈」AERA 2006年3月20日号)。元谷外志雄社長は森喜朗元首相と同じ石川県出身である。

「前田興産は一連の耐震偽装事件でついに破産となったヒューザーの小嶋進社長が発言して注目されている「安晋会」会長の経営する企業ともつきあいがある上、この謎に満ちた安倍晋三官房長官の後援会組織の会長(吉村文吾氏)、代表(杉山敏隆氏)、さらに安倍代議士ご本人とも写真に納まる関係にある」(山岡俊介「耐震偽装業者告発で問われる江東区(東京都)の対応ぶり」ストレイ・ドッグ2005年2月20日)。

前田興産の東陽一丁目マンション建設地の近所にはアパホテル東京木場(江東区東陽一丁目)が存在する。アパホテル株式会社(港区赤坂、元谷芙美子代表)の経営するホテルである。アパホテル東京木場は石川島興業株式会社(中央区)が運営するホテル東陽であったが、アパグループが取得した(アパグループ東京本社「アパグループ、「ホテル東陽」を取得」2005年6月6日)。


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